続きが気になる!恋愛から仕事まで使える心理テク

テレビで映画の予告を見た後、内容が気になってしょうがない

めちゃめちゃいい所で終わったドラマの続きが気になる

 

このように、続きが気になってしょうがない!早く知りたい!ってなる心理効果のことを「ツァイガルニク効果」と呼びます。

 

人は未完成のタスクを無意識のうちに頭の中で考え続けているものです。

この無意識に考え続ける行為で様々な効果があり、未完成のタスクについての記憶力を高めたり、情報を整理したり、人の興味を掻き立てたりすることができます。

 

このツァイガルニク効果は日常生活の様々な場面で起こっていて、心理テクニックとして恋愛から仕事まで普段の生活で幅広く活用されています。

そこで、ツァイガルニク効果はどこで起こっているのか、どのように活用できるのかを様々な場面で解説していきたいと思います。

 

先延ばししてしまった時

やるべきことを後回しにするとそれが気になって目の前のことに集中できない。

午後にやるべきことがある場合、午前中の時間に簡単なタスクしかできない。

 

これは、未完成のタスクがあるせいで無意識に別のことを考え続けてしまうため、脳がマルチタスクの状態になってしまい、目の前に集中できなくなってしまうということです。

 

恋愛のテクニック

ツァイガルニク効果を使って「もっと話したいな」とか「早く会いたいな」と思わせるテクニックがあります。

そのテクニックは結構簡単で、デートの別れ際に楽しい会話をしている途中で「続きはまた今度!」と言って別れるというものです。

 

タスクが未完成のままなので無意識に考えてしまうという心理を利用して、相手に自分のことを考えさせることができて相手にとって気になる存在になれます。

 

勉強のテクニック

勉強をする時に多くの人は、切りのいい所まで終わらせたり、疲れてきたけどもうひと頑張りしようとしたりしてしまいがちですが、勉強のモチベーション維持や効率を高めるには逆効果になってしまいます。

 

ツァイガルニク効果をうまく活用して、勉強のモチベーション維持や効率を高めるためには、

あえて中途半端なところで強制的に勉強を終了する。

もう少しやりたいな~と思ったところで休憩する。

ということをして「早く続きをやりたい」と思わせたり、記憶力を高めたりすることができます。

 

イデアが煮詰まったときに

なかなかいいアイデアが出ずに悩んだ日の翌日、朝起きると勝手にいいアイデアが浮かんできた。

これは、無意識のうちに自分の頭の中で考えてくれていることから勝手に情報が整理されるためです。

イデアを絞り出そうとずっと考えているが答えが出ないとき、そんな時は別のことを考えるなどいったん考えるのをやめてみるのが良いかもしれません。

 

ドラマ、マンガ、アニメなどの続きが気になる

主人公が絶体絶命のピンチ、この後どうなってしまうんだろう…

と想像力を掻き立てることで続きをめちゃくちゃ見たくなります。

 

また、アニメなどを一挙見すると後からストーリーを思い出そうとしてもあんまり覚えていなかったりするけど、リアルタイムで毎週楽しみにしながら見ていたものの方が記憶に残っていることが多いと思います。

これも、来週の放送まで楽しみに待っているという間にツァイガルニク効果が働いている実際の例です。

 

テレビCMやテレビ番組で

結果はCMのあとで!

続きはWebで! 

などなどマーケティングとして戦略的に仕掛けてくる場合もあります。

 

この「続きが見たい!」と思わせるテクニックを活用すればセールスライティングなどにも活用できます。